なぜ半導体不足が起きたのか？
2023.02.05
愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、工場求人もあ（求人もあ）を運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『なぜ半導体不足が起きたのか？』ということでお伝えしていきたいと思います。
私たちの身の回りの製品の製造に欠かせない半導体。
多くの産業において半導体は欠かせない部品であり、半導体が不足することで多くの産業が影響を受けることになります。
そんな半導体ですが、なぜ不足に陥ることとなったのか。
本記事では半導体不足が起きた背景をお伝えします。
■半導体不足が起きた背景
そもそもの半導体不足が起きた原因は新型コロナウイルスの影響と思われている方も多いかと思います。
しかし半導体不足が起きたそもそもの発端は、アメリカの中国への輸入規制強化。
対象企業からの輸入は事前許可制となっていましたが、その対象企業に半導体の高いシェアを誇る企業が含まれていたため、中国からの半導体輸出量は激減しました。
その結果、世界中で半導体不足が巻き起こることとなりました。
■新型コロナウイルスが半導体不足を加速
先述の対中制裁の中で新型コロナウイルスの「新しい生活様式」が推奨されるようになりました。
在宅需要が高まる中で、テレワークやリモート学習に向けたIT機器の需要は急速に増加しました。
また5G移行のタイミングとも重なり、さらに半導体は不足状態に陥ることとなりました。
■半導体不足はリカバリー対策がしにくい
半導体の製造は短くて3か月、長くて7～8か月の期間を必要とます。
そのため、急激な製品不足に対し対応しにくい側面があります。
また半導体の製造数を増加するために工場の新設を検討する案も挙がりましたが、新しい工場を立ち上げるのには少なくても2年の期間を要してしまいます。また設備コストも何千億単位でかかることから、すぐに不足をリカバリーをしにくく増産に踏み切れないことも半導体不足が続く理由の1つとして挙げられます。
■半導体不足が引き起こす影響
では、半導体が不足することでどのような影響が生じると考えられるでしょうか？
1つめは、製品の製造ができなくなることが挙げられます。半導体は私たちのまわりのあらゆる製品に使用されています。
半導体不足が続くと納期が先延ばしになるだけではなく、製品価格が高騰する可能性も考えられます。
また粗悪品や偽物の流通に拍車がかかる懸念も考えられます。
粗悪な半導体や古いIT機器から抜き取った古い半導体を使用した製品などが出回る可能性もあるでしょう。
■まとめ
2023年には半導体不足も解消に向かうと考えられています。
今は日本でも半導体製造を強化し、供給増に向けて動き始めています。
それに伴い半導体製造の仕事は今後も増えていくと考えられます。
興味をお持ちの方は、ぜひ半導体製造の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか？
今回は『なぜ半導体不足が起きたのか？』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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