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自動車の派遣なのになぜ半導体不足で減産になっているのか?

自動車の派遣なのになぜ半導体不足で減産になっているのか?

2023.02.13

愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、工場求人もあ(求人もあ)を運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。

ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。


さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。

今回のテーマはズバリ『自動車の派遣なのになぜ半導体不足で減産になっているのか?』ということでお伝えしていきたいと思います。


対中制裁や新型コロナウイルスの影響により、世界各国で半導体不足に陥りました。

半導体は様々な製品に使用されているため、半導体不足は多くの産業に影響を与えました。

パソコンやスマートフォン等のIT機器はもちろん、テレビやエアコンなどの家電にも使用される半導体。


半導体不足によってIT機器等の供給が不足するのは、目に見えて明らかですが、半導体不足が自動車製造にも大きな影響を与えているのをご存知でしょうか?

本記事では、半導体不足に伴う自動車減産について解説致します。

■なぜ半導体不足で自動車が減産するの?

自動車の製造においても、自動車用の半導体が使用されています。

しかし自動車の半導体は、パソコンやゲーム機に使用する高性能な半導体とは異なり、耐久性・信頼性に優れた半導体が使用されます。


新型コロナウイルスの影響で半導体不足に陥った時、半導体メーカーは耐久性・信頼性に優れた安価な自動車用半導体よりも高性能で高価なパソコンやゲーム機に使用する半導体製造に切り替えました。

パソコンやゲーム機に使用する半導体を販売した方が高い利益が得られるからです。


また半導体を製造するメーカーは、自社だけで一括製造しているわけではありません。

下請けの半導体製造企業を抱え、ピラミッド型の組織で半導体を製造しています。

自動車用の半導体製造からパソコンやゲーム機に使用する半導体に切り替えるということは、下請けの半導体製造企業の製造プロセスも大きく変えることになります。

そのため、一度製造導線を変更したり減産体制を敷いてしまうとすぐに元のペースに戻せません。


再度自動車用半導体の製造ペースを元に戻すためには3か月~半年ほどかかると言われています。

そのため、まさに今自動車業界全体が半導体不足に陥り、製造停止が相次いているのです。

■自動車業界の半導体不足は峠を越えた!?

多くの業界が半導体不足に陥る中で自動車業界は、調達競争に後れを取っていました。

その最中減産を強いられてきた各自動車メーカーも少しずつ回復の兆しが見え始めているとのこと。


トヨタグループのグローバル生産台数は、2022年7月から少しずつ回復に転じています。

8月には77万台を生産し、9月~11月にかけては安定的に75~85万台を生産しています。

また2022年12月からはマレーシアの半導体工場の稼働再開が予定されており、挽回生産が本格化していくこと考えられます。


他の自動車メーカーもトヨタグループに倣い、少しずつ生産が回復していくでしょう。


参考:三井住友DSアセットマネジメント作成(幻冬舎ゴールドオンライン)

■半導体不足による自動車減産 まとめ

半導体不足は、ご紹介の通り、自動車業界にも大きな影響を与えました。

新車の納入予定が大幅に後ろ倒しになったり、人気モデルの生産目処が立たないなどのニュースを見受け、肌感覚であっても半導体不足を感じている人は少なくないでしょう。


業界への影響は、現場で働く派遣社員の方々にも影響を与えることもあります。

製造業は、世の中の世情が現場に大きく反映される仕事でもあります。

今回ご紹介した半導体製造に限らず、自分の製造している製品に影響を与えるニュースがあれば、チェックしてみるのも良いかもしれませんね。


今回は『自動車の派遣なのになぜ半導体不足で減産になっているのか?』について特集をさせて頂きました。

皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪


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